環境計量講習(騒音・振動関係)に参加しました【後編】

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環境計量講習(騒音・振動関係)に実際に参加してきたので、内容について軽くまとめます。前回は初日から3日目までを記事にしました。今回は残りの2日間についてです。

あくまでも僕が参加した時の講習内容なので、今後、講習内容が変わるかもしれませんのでその辺はご了承ください。

環境計量講習(騒音・振動関係)に参加しました【前編】

環境計量講習の日程 4~5日目(最終日)

このあたりからだんだんと同じ班内の人と打ち解けてくるので、実習がやりやすくなってきます。僕はわからないことだらけだったので、あれこれ聞きまくりでした。

【4日目】工事現場の騒音・振動、道路交通振動

4日目はまた午前と午後でそれぞれ実習と各レポートの提出です。

工事現場の騒音・振動

工事現場イメージ

A班は午前中は工事現場の騒音、振動計測実習でした。例によって工事現場がないので、スクリーンで動画を流しながらの実習になります。

工事騒音や振動の分野に関しては、実際に業務で行ったこともあるし、よく見る工事現場の雰囲気に近かったので、レポートに関しては比較的サクサクできました。

道路交通振動

午後からは実際に外に出て、道路交通振動の実習とまとめだったのですが、あいにくの雨で実習は中止となりました。

午前中にB班が道路振動を計測しているので、A班はそのデータを使用して、振動値の読み取りと80%レンジ上端値の割り出し、周波数分析、それに関するレポート、考察などのまとめでした。

ダブル実習は正直しんどい

午前中と午後に両方実習がある日は正直しんどいですね。

昼までに午前中の実習のレポートを提出して、午後からすぐに別の実習、夕方までに午後の実習のレポートを提出して、午前中に出したレポートの戻りがあれば加筆修正して再提出、その合間に午後のレポートが戻ってきて、修正、再提出、という流れでほんと休まる暇がありません。まあ、今回は雨で振動の実習がなかったので精神的には楽でしたが。

生徒が休まる暇がないということは、一人一人のレポートを読んで、アドバイスしてなんとか全員合格で講習を終わらせなければならない立場である講師の方々の気苦労はそれ以上だと思われます。講師と生徒、どちらも必死なんです。

結局この日は道路交通振動がまとめきれず、少しだけ居残りして、なんとか終わらせることができました。

【5日目 最終日】新幹線騒音・振動、在来線騒音、最終講義

あっという間に最終日です。仲良くなった方たちともこれでお別れです。なんだか寂しい気もしますね。

新幹線騒音・振動、在来線騒音

新幹線鉄道イメージ

最終日の午前中は新幹線騒音、振動の計測、在来線騒音の計測実習でした。

もう毎度おなじみの動画とスクリーンを使っての実習です。在来線は実際にレベルレコーダーの用紙から自分で騒音を読み取った値から「単発騒音暴露レベル(LAE)」をそれぞれ計算します。

計算は電卓でもできますが、班ごとにノートパソコンを貸してくれるので、エクセルで関数を作って一括計算しました。同じ班の方がExcelで式を作ってくれたのでそれに入力してあっさり終了でした。

その後の考察やレポートまとめ等に時間がかかって僕らの班が一番ビリでしたが、すべての実習、レポートの提出が終わり、残りは最終講義だけです。
(※全部で5つの実習、レポート提出して、講師のOKを貰わなければ講習終了とみなされない)

最終講義、修了式

昼からは15時まで最後の講義でした。この講義は午前中のレポートが時間通りに終わらなかった場合に時間調整するための講義(だと思われる)なので、全員のレポート提出が終わるまでなんとなく休憩しているような感じでした。

全員が教室に揃い次第、最終講義が始まります。その後、全ての講義、講習を終え、修了式です。計量センター長より、修了証書を一人ずつ手渡されて、5日間にわたり繰り広げられた環境計量講習は無事に終わりました。

環境計量講習 修了証書
環境計量講習 修了証書

この修了証書1枚で、計量事業所等での1年分の実務経験と同等の権利を得ることができます。つまりは、環境計量士になるための条件(国家試験合格と実務経験1年)を満たすことができました。

騒音・振動関係 環境計量講習 まとめ

基本的には全体的な考察の部分で、ある程度の文章力やセンスは問われます。

現場状況を見て、自分で考えてレポートをまとめる力が問われます。測定数値に関しては班ごとに答えをうつし合っても良いと思うけど、考察やまとめの部分だけは自分の言葉で、自分なりに思ったことをまとめた方が良いような気がしました。

実習の目的と良いレポートのまとめ方

実習の目的としては、個人的には大きく分けて以下の3つの能力の育成などがあるのではないかと思われます。

測定機器の使用方法

騒音計、振動計の使い方や設定方法、音響校正の方法、レベルレコーダーの使い方、記録紙の活用方法や読み取りなど、測定目的に応じて設定を変える能力。

現場を観察する能力

単に騒音、振動の計測のために器械を見張るだけではなく、もっと広い視野で、測定の目的であったり、現場全体を詳細に観察し、総合的に騒音源や騒音源となりそうなものに目を光らせる能力。

環境計量士としてレポートをまとめる能力

実習で得られた測定結果に対して、わかったこと、自分なりに感じたこと、またその結果に対して、マニュアルの該当ページから環境基準を見つけて照らし合わせる能力、環境基準と比べて超過しているのか、または、そうでないのか、を判断する能力など。

良いレポート例

良いレポートとはなんなのでしょうか。

例えば、計測の結果、環境基準を超過していた場合、そこには何らかの原因があるはずなので、原因は何なのかを現場の状況から読み解き、考察すること。さらに、環境基準を満たすためにはどのような対策が有効で必要なのかをまとめること。

大まかに、考察の部分に以下のようなレポートが書けたら良いかな、と思います。あくまでもこんな感じに書けたら合格点はもらえるかも、という例です。

「実習の結果、騒音が△△△の昼間の環境基準○○dBに対して□□dB超過している。原因としては○○や□□が考えられる。今後、環境基準を満たすための対策としては、防音壁の設置が望ましいと思われる。」

こんな感じでどうでしょうか。

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環境計量講習(騒音・振動関係)に必要となるテキスト

環境計量講習(騒音・振動関係)では以下のテキストが必要になります。講習前に購入しておきましょう。

1、環境測定実務者のための騒音レベル測定マニュアル
2、環境計量証明事業実務者のための振動レベル測定マニュアル
3、騒音計と騒音測定評価の変遷(環境新聞社)

上記1と2についてはAmazonで普通に購入できます。3については環境新聞社の購読・見本紙・書籍のお申し込みページより直接購入します。

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