環境計量士試験対策における騒音計(サウンドレベルメーター) 仕様

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騒音計(サウンドレベルメーター)について、試験対策的にまとめてみます。

騒音計(サウンドレベルメーター)

騒音計にはクラス1とクラス2がある。クラス1は精密騒音計で、クラス2は普通騒音計である。

クラス1とクラス2のサウンドレベルメータは,通常同じ設計目標値をもち、許容限度値や動作温度範囲が異なる。クラス2の性能の許容限度値はクラス1に等しいかそれよりも大きい。

騒音計の構成について

 騒音計は一般的に以下のような構成になっている。

  1. マイクロホン・・・音を電気信号に変換するセンサー
  2. 増幅回路・・・マイクロホンで変換された電気信号を増幅する回路
  3. 周波数重み付け回路・・・人間が音を聞いた感覚量を測るための回路
  4. 実効値化回路・・・音のエネルギー量を取り出す回路
  5. 時間重み付け回路・・・変動する音のエネルギー量を時間的重み付けする回路
  6. 表示回路・・・一定周期毎に測定した音圧レベルをデシベルで表示する回路

騒音計の仕様

サウンドレベルメーターの仕様について以下に箇条書きでまとめてみます。

  • サウンドレベルメータは、一般に、人間の可聴範囲内の音の測定に用いることを想定している。
  • サウンドレベルメーターはマイクロホン、信号処理器及び表示装置を備えたものである。
  • 全てのサウンドレベルメーターは、周波数重み特性Aを備えていなければならない。
  • クラス1に適合するサウンドレベルメーターは、周波数重み付け特性Cを備えなければならない。
  • 信号処理器は規定する重み特性を備えた増幅器、周波数重み付けをした時間変動する音圧の二乗器、及び時間平均器の機能を複合したものである。
  • 表示装置は測定結果を物理的かつ視覚的に表示するもの、又は保存するものである。
  • この規格の音響特性は、音場に測定者がいない状態での性能に適用する。
  • サウンドレベルメーターは、マイクロホンを装着し,表示装置を内蔵した一体形の携帯機器であってもよい。
  • サウンドレベルメーターは、一体型の携帯機器だけではなく、複数の筐体に分かれていても、コンピュータが附属されていてもよい。

試験によく出そうなポイント

基本的なことですが、全てのサウンドレベルメーターは周波数重み特性Aを備えていなければならない、ということ、クラス1(精密騒音計)に関しては周波数重み特性Aの他に特性Cも備えていなければならない、ということ。

その他には、サウンドレベルメーターは一体型の携帯機器でも、複数の筐体に分かれていてもどちらでも良いことになっています。

コンデンサマイクロホン

コンデンサマイクロホンについても試験に出題されます。以下は実際に試験に出題された項目です。

  • 振動膜と背後の電極の静電変化により音圧に比例した電圧を得る。
  • 振動膜の直径が小さいほど全指向性に近くなる。
  • 振動膜の直径が小さいほど高周波数までの感度が一定になる。
  • 背後空間を密閉すると気圧によって距離dmが変化して感度が変わるため、通気孔を開けて静圧を平衡させている。
  • エレクトレットコンデンサマイクロホンは、永久電荷が帯電しているので、直流電圧を印加する必要はない。
  • エレクトレットコンデンサマイクロホン以外のマイクロホンは、振動膜と背後にある電極の間に直流電圧を加えて使用する。

騒音計に関すること まとめ

騒音計に関しては、毎回試験に必ずと言っていいほど出題されています。

クラス1やクラス2に関する違い、その他基本的なことをおさえつつ、サウンドレベルメーターの構成や仕様についてもしっかりと理解しておく必要があります。

その他に、騒音計の検定や器差検定に関する記述もかなりの頻度で出題されています。

「特定計量器検定検査規則」は非常に長くて全部理解するのは厳しいと思われるので、「第二十章 騒音計」の部分について、検定公差や器差検定の方法など、ピンポイントで覚えておくと良いかもしれません。

特定計量器検定検査規則

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